口癖は思考とアイデンティティの表現

 

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今読んでいたコミカル系の漫画で「後学のために」というのが口癖の人がでてきて、なんでもかんでもやることの口実になっているんだけど、これ便利だなと思った。

例えば学校でヌードの写真を撮ったり描いているひとも「これはアートだから」というし、そういうように「アートだからOK」「後学のためだからOK」ということによって、行動の敷井が簡単に下がる。

この言葉の背景には私はアーティストだからとか私は研究者だからというアイデンティティがある。大体においてそういう区分は、「私は私であるから」という定義の難しい曖昧な部分を一瞬で抜けて大義というか大きなものの一部として、自分を捉えられることにメリットがあるのだろう。

実際のところAtomic Habitsにしても7つの習慣の人格主義にしても言っていることであって、珍しいことでもなんでもない。ただ、この口癖/思考の習慣とアイデンティティの形成の順序というのは案外曖昧なものだし曖昧だから便利なのだ。