欲求は少ないけど、どれも自分にとっては大事だと思う

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欲に振り回されるのは良くない。仏教の一つのテーマは煩悩に振りまわれないことだ。だから煩悩をなくそうとする。これって冷静に考えてみると、なかなか狂っている気がする。”すべての煩悩をなくしたい”ほど、大胆で頭のおかしい欲求はあるだろうか。しかも、数千年単位で真剣に取り組んでいるのだ。

 それはそうと、欲求に振り回されて動くことには際限がない、というのは確からしいことだ。どちらかといえば、僕は欲がない方だと思うけど、そんな自己申告に価値はない。実際のところ、人に良く見られたいとか、楽をしたいとか、つまらないことには限りがない。ほんのちょっと前髪を切りすぎただけでも憂うつになる。ようするに、ただ、立派なものがないだけのことだ。

 

改めて考えてみると本当に譲れないものは少ない。さっと考えてみると、

1.お腹が空いたときにご飯を食べれること

2.眠いときには、ぐっすりと寝られること

3.静かで落ち着いた場所にいられること

4.退屈していないこと

 

これくらいのものだと思う。だけども、たったこれだけのものでも、遠慮なく僕から奪う去ろうとするものや思想が世の中にはたくさんある。逆にいえば、これ以外のことは全部思い通りにいかなくても、あまり気になることはない。

 

そんなことは簡単ですぐに達成できるだろ?って。本当にそうだろうか。

 たぶんだけど、すごく難しい。だから考えている。