鬼滅の刃と呼吸の力について

 

鬼滅の刃 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

鬼滅の刃」を最近になって知って、全巻読み終えた。その感想自体は別に書いてはいるのだけど、それ以外の効用として、この本を読み終えてから呼吸を意識する瞬間が増えたことがある。呼吸というのはとても重要であって、なおかつ無意識に行っているものなのだけど、よく観察してみると、苛々しているときやストレスを感じている瞬間などには、その時に特有な呼吸の仕方になっている。典型的なのは、呼吸が速くなること、または浅くなることだろう。

そういう時に、今までだと、考え方を変えようとしたり苛々している場合ではない、と思考を使って抑えようとしている傾向があった。しかし、呼吸に意識が向くようになってからは、何も考えずに通常のリラックスしているときのリズムに戻すだけでも、同じような効果が得られることに気づいた。

これには2つのメリットがあって、まずは呼吸の乱れがなくなることによって、落ち着くことができること。また、落ち着けるために呼吸に意識を向ける過程で、雑念が消えることだ。

この、呼吸に意識を向けるということは、座禅の方法を説明する際にもよく言われることではあるが、なるほどこういうことなのか、と体感することができた。今度は改めて、呼吸という観点を中心に、この方法についてより自然な方法を模索して、まとめることが出来れば、と思う。(7m30s)